コピーライティングには徹底したリサーチが重要です。
なのでいろいろな視点からリサーチしていくことができるようになります。
とはいえ、実践を積んだコピーライターでなければ、リサーチがなぜ必要なのかわからないという相談もよく聞きます。
この記事では、リサーチの手法として使われる3C分析のやり方や、他にはない自分、自社の強みを引き出す方法もご案内します。
かなり大切なリサーチスキルなので、ぜひ最後まで読んで活用してください。
コピーライティングに3C分析が必要な理由
コピーライターの仕事はリサーチだと言われるくらい、コピーライティングにリサーチは欠かせません。
成功するかどうかはリサーチで決まるとも言われるほどで、リサーチが浅ければ成功はまずあり得ないと言っても過言ではありません。
なのでこの記事では、コピーライターにとって無くてはならないリサーチ手法の一つである「3C分析」についてお伝えしていきます。
コピーライティングに3C分析を活かす
コピーライティングには売れる型がありますが、この「型」一辺倒になってしまっているコピーライターも多くいます。
この型に情報を当てはめていく作業でもあります。
コピーライティングをするとき、いくら得意な業界とはいえ、知識だけで書くことはおすすめしません。
コピーライティングの目的は商品を購入していただくことですので、買って下さるお客さまが「今、どんなことを願っているか」をその都度リサーチするくらいの姿勢が必要です。
良い文章を書けるかどうかは、見込み客のことをどれだけ深く知れるかどうかにかかっています。
悩みを知らなければ、自分の商品・サービスで解決する方法を提案することができません。
3C分析をしてお客さまを知り、商品の魅力をわかってもらうことでより洗練されたコピーライティングができるようになります。
とにかくリサーチ、どこまでいってもリサーチですね。
もしリサーチについて、この記事以外のやり方も知りたい!という方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
「伸ばす」ためのリサーチの方法
コピーライティングでは、真剣にやればやるほどリサーチに大半の時間と労力を費やすことになります。
前述したように、顧客リサーチが必須ですが、それだけでは足りません。
顧客リサーチは本当に奥が深いです。3C分析の具体的な手法についてお伝えしていきます。
3C分析がおすすめな理由
3C分析とは、ビジネスを行う上でマーケティング戦略を考えるために必須のフレームワークです。
つまり、販売する相手のことはもちろん、商品の魅力や強み、特徴をしっかり把握してどのようにアピールするべきかを考えなくてはいけません。
また、その商品がどういう独自性を持っているかを知るために競合調査も必ず行う必要があります。
3C分析は新規商品を販売するときにも重宝しますが、対企業において、特に必要性が高まる大切なスキルになります。
市場・顧客:Customer
3C分析は市場・顧客分析を最初に行います。
顧客分析で重要なのは、どれくらい深くターゲットになるお客さまのことを理解できるかどうかです。
相手の頭の中をのぞき見るくらいの意欲が必要です。
- どのようなライフスタイルを送っているのか
- 何に悩んでいるのか
- どうなりたいと思っているのか
- 悩み解決や願望達成のために今何か取り組んでいるのか
このような内容をリサーチで知らなくてはいけません。
既に販売実績がある場合は、お客さまに直接聞くことをオススメします。
ではどのようにお客さまに聞くかというと、次のようなやり方です。
- 無料PDFなどのプレゼントを準備
- メルマガやLINE公式で発信して協力を仰ぐ
- プレゼントを贈る
まだこれから販売予定の場合は、ターゲット層に当てはまりそうな知り合いに聞いてみたりすることもおすすめです。
インターネットなどで悩みを持つ人の声や、アンケートの回答を徹底的に調査してみてください。
こちらの記事でも、リサーチについて解説しています。
トレンドに合わせた文章を作れば、お客さまの興味関心を引きやすくなるでしょう。
自社調査:Company
つまり次のような情報をつぶさにリサーチするということですね。
- 自社商品の特徴
- メリットとベネフィット
- どんな価値とどんな未来を提供できるか
- これまで購入したお客さまの声を集める
- 商品のストーリー
- 商品の独自性
- 強み、長所
自分の商品についてできるだけたくさん書き出してみることをおすすめします。
とりわけ大切なのが「ストーリー」です。どのようなストーリーかというと、次のようなものです。
- その商品を作るためにどんなストーリーがあったか
- この商品を完成させることで、どんなメリットがあるか
- 具体的にどんな使い方をするか
- どうやってお客さまに届けるか
このような視点をもって取り組んだ自社リサーチが、お客さまにとってより必要性の高いものであれば、販売開始したときにお客さまにとって必要性の高いものになることは間違いありません。
どこまでもリサーチして突き詰めましょう。
競合調査:Competitor
リサーチをして、競合の中で自社がどのポジションを取るのかを決めなくてはいけません。
まずは市場の中にどのような競合がいるかを知りましょう。
- コンセプト
- 商品の特徴
- どんな価値を提供しているのか
- どんな売り方をしているのか
こうしたところを徹底的にリサーチして洗い出しましょう。
販売方法が見えてきたら、コピーライティングで文章を構築して、仲間内や社内でコンセプトを構築していきます。
可能であれば競合を利用している人の生の声が分かると良いでしょう。口コミサイトやSNSでの発信など、競合商品で不満に思っていることや要望があれば、自分の商品がそれを補えることをアピールできます。
3C分析でリサーチをして、他社商品に対する悩みを引き出すことができたらチャンスです。あとは販売方法や商品のコンセプトを深堀したり、コピーライティングで方向性を正していくだけになります。
自分だけの長所を引き出すリサーチのコツ
3C分析を徹底的に行えば、かなり心に響くコピーライティングができるようになるでしょう。
特に、顧客分析と自社調査はこれくらいで良いかなと思ったところからさらに深堀をしてみる意識が重要です。
本当に、どこまでもリサーチが重要なのです。表面的なリサーチの状態だと、ついつい自社のいいところばかりが目に入って、自慢話のようになってしまいがちです。
例えば、リサーチをしていて競合に価格で負けているとわかったら、競合以上の価値を提供できるか、またはどんな側面であれば競合に劣らないかが3C分析によって見えてきます。
だからこそ、3C分析によるリサーチが大切だと言えるわけですね。
でもこのようなご相談もよくいただきます。
売上アップにつなげるためのリサーチに対する質問を、少しシェアさせていただきます。
相談①「リサーチばっかりしてても売上が上がらない!」
これはストアカの講座で言われたことです。
これリアルに言われました。
実はですね、企業ほどリサーチが重要なんですよね。僕のクライアントさまであるラーニングエッジさまのマーケティングのセミナーでは次のようなことを言います。
つまり、表面ではなく、戦国時代でいうところの潜入調査をするくらいの意識がリサーチでは重要だといえます。
超リサーチしまくっているラーニングエッジさんのメディアはコチラです。
さすがに現代で潜入までするのはドラマや映画の世界かもですが、リサーチはそれだけ奥が深いといえます。
なのでぜひ、3C分析を取り入れてくださいね。
相談②「リサーチしたあとはどうしたらいいの?」
これはもうセールスの本質のようなものなのですが、リサーチを全力でした後は販売ですね。
ただし、リサーチを完了することはなく、常に新しくしつづける意識が大切です。
コンビニを例に出させていただきます。
スイーツならケーキ屋さんやお菓子屋さん、カフェやホテル、和菓子などもリサーチしているからこそ新しくなり続けていますよね。
お客さまがワクワクしながら買ってくれる言葉を見つけるために「オノマトペ」を意識したりします。
「ふっくら」とか「まろやか」とか「しっとり」とか、スイーツの棚でよく見かけますよね?もしわからない人はコンビニにいって商品名を観察してみてください。
コピーライティングでセールスオファーを身につけたいとか、訴求力高い文章を書きたいなど、スキルを深めたい気持ちはよくわかります。
リサーチをしたらアウトプットして、またリサーチしてアウトプットしてを繰り返しましょう。
相談③「リサーチした情報の使い方がわからない」
ちょっと厳しい言い方かもしれませんが、ハッキリ言わせていただきます。
「ムダに多くリサーチしたくないんだよね」という人がいます。ですが、リサーチというものは「雑学集め」みたいなものです。
雑学をたくさん学んだところで、いつ使えるかわかりませんよね?それと同じです。
ここまでやって初めてセールスオファーの価値が高まります。
自社調査で商品の強みや価値を徹底的に深堀りし、小さな強み同士を掛け合わせてみてください。他社にはない自分、または自社にしかできないセールスオファーができるようになります。
リサーチしたらPDCAサイクルで深めよう
3C分析を活用しリサーチを行って納得のいく文章が作れても、そこで終わってはいけません。
- リサーチして(PLAN)
- 文章を作成(DO)したら
- 効果やお客様の反応を分析(CHECK)
- Cを基に文章をブラッシュアップ(ACT)
PDCAサイクルをぐるぐる回し続けることで、どんどん効果的な文章になっていくでしょう。
リサーチに終わりはありません。
ターゲットの悩みや願望は少しずつ変わりますし、市場の流れもどんどん変化していきます。
ライティングを深めることにより、新たな層にもセールスできるようになるかもしれません。
PDCAをなるべく早いスピードで回し、より多くのお客さまに響く文章を作成してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こういったコピーライティング系の記事やサイト構築、LP作成やステップLINE、ステップメルマガの構築など、コピーライティングを活用して多種多様なお客さまのお仕事に携わらせていただいております。
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