群馬県のコピーライター、小倉たくやです。
これから何回かに渡って、コピーライティングにおいてもっとも重要なリサーチスキルをお伝えしていきます。
何回かシリーズ形式でお送りさせていただきたいと思います。
おぐブログ今日お送りするのはリサーチにおいて超重要な「PEST分析」についてお伝えします。
ぜひ今後、ランディングページ（LP）構築やメルマガ、ステップLINEはもちろん、マーケティング戦略の構築にご活用ください。
PEST分析｜組織に最重要リサーチ要項
プロモーション、つまりプロダクトローンチで商品を販売するということは、企業にとって新規事業の考案ということになります。
おぐブログコピーライティングスキルを活用して商品を販売するというと、スキルや言い回し一辺倒で説得するイメージがあります。
ですが最も重要なのは「リサーチ」です。
おぐブログこの記事ではコピーライティングの際に最初に考えるべきリサーチ手法の一つである「PEST分析」を解説します。
ではなぜ最初にPEST分析なのか？とても大切な理由があります。
PEST分析のリサーチ要項
PEST分析は企業外、主に法律に抵触しないか、またどれくらい市場が大きいかなどをリサーチします。
おぐブログPEST分析の詳細は次のような内容になっています。
- P… Politics（政治）
- E… Economics（経済）
- S… Society（社会）
- T… Technology（技術）
こういった内容になっております。
それぞれ深堀していきます。
Politics（政治）
法律改正や政権交代、外交などによって生じた国の動向がビジネスを左右します。
おぐブログリサーチに対する考え方としては次のようなものです。
- 政治の動向、政権交代などの影響
- 法改正や法緩和による影響
- 消費税など税制同行による影響
- 業界全体で新たな出来事や脅威による影響
これらの影響は商品を実際に開発してから変えられるものではありません。
法改正は省庁のホームページで刷新されつづけているので、見落とすが内容に情報を得続けていきましょう。
Economics（経済）
自社や業界全体における経済の流れをリサーチして洗い出します。
- 景気回復や業界、国の経済成長や株価変動などによる影響
- 物価や金利、原油価格の高騰による影響
- 消費者目線で自社から得られる経済価値（LTV）
- 賃金や為替変動などによる自社に対する影響
すごく難しいことを言っているかもしれません。
おぐブログしかしながら、いつも僕は「お客さまの売上を増やしてこそコピーライティングだ」と言います。クライアントさまの売上を増やしてこそコピーライターの収入につながります。
マーケティングに直接関与するということは売上に関与するということです。一つのプロモーションで何千万、何億と売上るためには、PEST分析のような視点を持ったリサーチが重要だと言えます。
一度やってみるとすごく奥が深いので、ハマる人は楽しくハマれると思います。
Society（社会）
主に人の流れをリサーチする際に意識するのがSociety（社会）です。
リサーチするところとしては以下のようなものです。
- 人がどれくらいいるところなのかや、人口の動向によって社会ならびに自社にどのような影響があるか
- 消費のスタイルはどんなものか、どのような動向が将来的に望まれるのか
- インフラの計画や人の往来による影響など
今は完全に山の中の集落だけど、将来的にはインフラが整ってネットや道路整備をして拓けていくところなのかなど、そのようなところをリサーチして情報収集します。
Technology（技術）
どのような技術革新がなされていくかをしっかりリサーチするのがTechnology（技術）です。
おぐブログ地方に行けば行くほど革新的な取り組みをなされているところも増えています。
そのため次のようなことをリサーチします。
- 現在、並びに将来的に技術の進展やなされていくか、また進行中か、その影響があるか
テクノロジーから得る影響は、良くも悪くも侮れません。
僕もマーケティング関係のPCツールをいろいろと使っていますが、どれか一つ欠けただけでもなりたちません。
おぐブログコロナに関するテクノロジーの革新は、店舗経営をしている企業にとっては大きな課題となりました。
アルコール散布機、ハンドサニタイザーなどは良い例ですね。
他社が取り組んでいるのに自社が取り組んでいないというものがある場合は、早々に検討することをおすすめします。
PEST分析とコツ：事例を共有
ここからは事例を用いてお伝えしていきます。
コンビニ、特に僕が好きなローソンを中心に展開してみます。
PEST分析例：ローソン
- P… コロナ禍の影響で外出できない、非接触決済機の導入
- E… コロナウイルスの影響で世界的に経済停滞、巣篭もり、動けても徒歩範囲
- S… 宅飲みの定着、でもちょっと健康を意識したい
- T… 非接触決済、アルコール散布機、セルフレジの導入
このような感じで、「コロナで家から出れなかったり、テレワークが定着したことによる通勤しないスタイル」が定着しました。
おぐブログ地方にはナチュラルローソンはあまりありませんが、ブランドとして「ローソンは自然を少し意識してる」と認識させることができています。
PEST分析例：エステサロン
エステサロンのクライアントさまが多いからエステサロンの例を出すというわけではないですが、店舗経営という面でとても使いやすいです。
おぐブログ考え方としては次の通りです。
- P… 自粛やまん延防止措置により外出できない
- E… 国や地域による助成金や補助金の種類の増加、でも経営が大変で倒産するところは多い
- S… 在宅でできるセルフエステの浸透、品質の良い化粧品市場の拡大
- T… Webマーケティングの浸透、出張エステ企業の増加
それまでの経営方法では生き残れない、だからこそPEST分析をしっかりおこなって、自社にしかできない強みを引き出していきましょう。
PEST分析例：運送会社
元運送会社としてとても困ったことがあります。
大手運送会社、ヤマト運輸や佐川急便、またはAmazon宅配サービスなど、コロナ禍の影響もあって、非接触型の納品方法が増えました。
- P… コロナ禍で人が持っているものを簡単に受け取らない
- E… 巣篭もり需要、テレワークや外出自粛による行動抑制、テレワークで残業代カット
- S… 個人宛宅配が増え、企業あて宅配が減った。ボールペン一本でも輸送する世界
- T… お名前確認型納品、ノーサイン、送り状や荷札のデザイン変更
こうしてリサーチしてみてみると、業界全体がどうやって進化を遂げてきているかが見えやすくなりますよね。
さまざまな業界をリサーチしておくことで、いつどんな案件が舞い込んだとしても対応できるようになりましょう！
PEST分析を効率よく行うコツ
しっかり課題を決めて取り組んで、自社が今何をできるかをリサーチしていきましょう。
出てきた課題に向けて、コピーライティングを活用してお客さまへ提供していくイメージです。
PEST分析は政治的側面がとても大きいので、自社が一体何ができるかを考えてみましょう。
リサーチを丁寧に行って、自社のプロモーションに活かす。
これがとても大切です。
まとめ
あとから「この商品、法律的にアウトみたい」ということがないよう、しっかりとリサーチをして、コピーライティングをして、大きく売上を稼ぎましょう。
次回は3C分析というものをお伝えします。
ぜひまた読んでくださいね！
最後まで読んでくださり、ありがとうございました！
